鳥飼考察

  多種飼考察
 
多種、多頭と実際に暮らしてみて、はじめて見えてくるものがあります。
 
…私も初期はもちろん1羽の鳥とじっくり、
というのがスタンダードだと思っていて今でもそれは変わりません。
でも、この数年でたくさんの種の鳥達と過ごすに至っています。
常識的にも道徳的にも如何なものか?
と思われる確率の方が高いとは思います。
思うに、ロストバードをした時のダメージ緩和のために
こんなに増えてしまっているのか?と最初は思っていました。
確かに初期はそんな要素もあったと思われます。
実際に亡くしてきた子達を思うと、あの時、他の鳥達がいかに慰めてくれた事か。
人間側のエゴではありますが、失くした鳥の代わりとして他の鳥たちを
心のよりどころにしていたフシもあったと思います。
でも、今はあきらかにそれだけでは無いと言えます。

本来、空を自由に飛びまわれる翼をもった生き物が、
人間と一緒に暮らしてくれるということ、
そして狭いカゴの中でも健気にも毎日の生活のリズムを彼らなりに刻み、
放鳥時間を楽しみにしている素振りをみせてくれたりすること。
朝陽が昇れば歌い、日が沈めば当たり前のように全員が静かに就寝する。
自然界のそれと、同じように
人間との暮らしにも、なんとか適応してくれている感じが
なんとも愛おしくもあり、そして癒されるのです。

時には感情をあらわにしたり、好物を強請ったり、
違う種の鳥を威嚇したり、それでも時が経てば
お互いを認め合い共に共存したり、
他の種の繁殖を横目に自分たちも子孫を残す活動をしてみたり…
なんだか小規模ではあるけれど鳥社会の縮図を自分の部屋で垣間見れるようで、
本当に何時間眺めていても飽きることがないのです。

いろんな種がいるので羽の色、姿形が違うこと、
これももちろん魅力ですが鳴き声も様々です。
カナリアとキンカチョウがなにやら会話していたりする…
実際、通じているのか定かではないですが、確かに何か、
意味のありげな会話をしているのです。
会話を楽しんでいるとすら見受けられます。

多種飼いの場合は鳥たち間の世界が濃くなり
飼い主は環境整備係となりさがるのですが、
私は密に1羽だけと関わるよりもこの、
環境お世話係が性に合っている、と思っています。
鳥という生き物に憧れ、もっと深く知りたいと思うのです。
この小さな美しい飛翔する生き物に興味や敬意の念が絶えません。

鳥の専門家でもなんでもない飼い主ではありますが、
鳥に対する飽くなき探究心は
今後もずっと持続して行くと思うのです。

正直、『一緒に暮らしてみないと本当のところはわからない。』
という事に尽きると思います。
多種でもきちんと世話が出来る範囲で一緒に暮らしています。
それが生き物を預かる飼い主の責任だと思うから。
そして彼らを『飼う』からには苦痛を与えず、
できる限りの時間と体力と必要経費が必至で
そこそこの幸せな(飼い鳥の生活に最高の生涯などとおこがましくて言えませんが)
せめて不自由のない生涯を用意してあげなければならないと思っています。
そして最期の時はきちんと看取らなければなりません。
…そんなことを実際に鳥たち自身が望んでいるわけじゃないかもしれませんが。
結局、『お別れをきちんとしたい』という気持ちさえも人間側の痛みを
和らげるための自己満足なのかもしれないのだけれど。
 
『命を飼っている』以上、避けられないお別れという出来事にも
辛い気持ち、逝かせてしまった後ろめたい罪悪感ともに
自分なりにちゃんと向き合っていかなくては、と思います。

毎朝5時に起床し、2時間ちょっとは世話に時間を費やします。
もちろん大変です…けれど、朝陽の中で掃除したての彼らの住まいに
新しい水と新しいご飯をあげます。あと、一日置きの青菜も忘れずに。
…ポリポリと一斉に食べる音がする…。
その瞬間がたまらないのです。
 
難しく考えたくないのです。ただ、いろんな鳥と暮らしたい。好きだから。
 
そう、単純です。
『好き』この一言がすべてです。
 
おそらくこの感覚は、たった1羽のインコだけでも飼っている人は
共感してくださるんじゃないかと思うのですが、多種飼いはその快感が数十倍。
‥‥まあ大変さも数十倍ではあるのですが。
そんなお世話係の努力を鳥たちはちゃんと見ていてくれています。
世話係と他の人への態度は確実に違う好意を飼い主にくれるのです。
報われる瞬間。なんだか勝った気分。だから鳥飼はやめられない。

そして経年とともに毎年、違った表情(成長)を見せてくれます。
犬猫とは違いますが、鳥もやはり人とともに『心』の変化というか
成長を見せてくれるものだと飼育年数5年目あたりから
本当に感じさせてくれるのです。
1年、2年じゃまだまだにわか。
5年でやっとスタート地点かもしれません。
いや、まだまだなのかな。
『鳥たちと暮らす』ことに真拳に向き合い5年以上経った今だから
このホームページを始められたのだと思います。
真に『命』と向き合うというのは時間のかかることなのです。
今後も、生涯勉強。いろいろなことを鳥たちから学んで
いろいろなことを感じていきたいと思います。
だから鳥飼は本当にやめられない。 


  繁殖考察


私がインコの繁殖を敢えてしないのは、
こんな言い方するとフィンチという鳥に失礼かもしれないけれど
インコはフィンチと比べると一羽一羽の個性が強く
感情的で、情緒豊かで、
またそれ故、距離感も近くそしてそれ故、
1羽1羽の存在がある意味とても
『重い』からだと思います。
精神的にも一度に数羽のインコの雛は
荷が重いというのが正直なところ。
しかも彼らは正しく飼養すれば寿命も長いのです。
おいそれとは命の大量生産は若輩者の飼い主はしてはいけない行為だと思うから。
もちろんフィンチを軽く見ているつもりは無いです。
彼らも極小ゆえ、とても丁寧に扱わないといけない
最もたる種であることは言うまでもありません。
しかし、その小ささゆえ物理的にインコよりは敷居が低い気がするのです。
もちろん、飼育の難易度が低いということはなく、
極小ゆえの繊細さ、難しさがあることはいうまでもありませんが、
体のお大きさやスペース的に、という意味で。
 
巣立もインコよりも早く、差し餌も比較的やりやすいように思います。
あくまでも私にとっては、ですけれど。
中でも文鳥は育てやすいです。
飼い主の勝手極まりない都合かもしれませんが
文鳥やキンカチョウでたくさんの経験を積ませていただきたいです。
コキンチョウも昨年、初挑戦しましたが、
自雛が難しいと言われていて、それでも幸運にも自雛してくれました。
今後も真摯に命と向き合い経験値を高め、
ゆくゆくはインコの繁殖にも挑戦させていただきたいとは思っています。
そのためにも、日々勉強、です。
 
飼主がまだ幼少の頃の思い出としてあるのは、
世間は昭和の中期で犬は今では見かけることがなくなった
『チン』や『日本スピッツ』、猫は『シャム猫』など、流行があったようです。
鳥も例外ではなくどこの家の縁側にも『文鳥』『カナリア』『セキセイ』
そして今はあまり見かけられず希少となった
『九官鳥』や『ダルマインコ』などがたくさん飼われていました。
野鳥もまだ規制が緩かったのかメジロやソウシチョウなど、
今では逮捕されてしまうような小鳥を飼っていたおじいさんとか普通にいました。
とても身近にいろいろな鳥が飼われていたのです。
今でも、セキセイインコは人気が高いようですが、
フィンチの類は本当に扱う種が少なくなってしまっている感が否めません。
…小鳥を飼うという日本の文化の一環が衰弱してしまったのには
時代の流れとともに、それなりの理由があったのかもしれないけれど、
あの頃の身近な鳥たちとの暮らしを再び感じたいという気持ちから
フィンチに再注目しているのかもしれません。
今の時代にも、決して合っていないとは思えません。
飼育環境(住まいや食事)は、きっと鳥に関しても
昔よりも良い状態になってきていると思うから。
鳥かご及び、飼育用品も随分と選べる時代になったように思いますし。
 
再び、ショップや一般のご家庭に
フィンチやカナリアを見かける機会が増えればいいな、
と密かに思ったりしています。
 
 
 
 
 
 
 
  こだわり考察

 基本、1羽に1軒、マイホーム
飼い主自身もそうなのですが、
パーソナルスペースへのこだわりが鳥って強いと感じます。
野生で暮らしていても縄張りなどでよく争っているし。
怪我の防止や、なによりもストレスを軽減してあげたいという気持ちから
なるべく出来る限り1羽(1ペア)につき1個のケージを用意するようにしています。
さすがに物理的に大型マイホームは用意してあげられないけど
その分、放鳥時間をとるようにし、手乗りじゃない子は大きめのケージに
住まうようにしてもらっています。
それから繁殖したそうなペアは庭箱を別宅として用意しています。
もし、自分が鳥だとして限られた空間を強いられたら、
やはりパーソナルスペースには
格別の配慮をしてほしいだろうなと思うから。

掃除はそれはそれは大変。
でも、トラブルよりは全然いいと思うのです。                                                                  
 
 鳥種別、グルメ
 
多種ゆえ、餌も大変。
約1ヶ月、
皮付きシード基本型20kg×2~4袋をベースに
燕麦、
麻の実、
カナリーシード、
エゴマ、
エッグフード数種(ミルワームはどうしても無理だったのでドライ虫が入ったもの)
ボレー粉、
プラスリン、
小粒ひまわり、
カナリア用色上げ飼料、

カナリア専門シード20kg、
鳩用飼料、
ウズラ用飼料

キンカ用ペレット、
オカメや美声用のペレット

セキセイ用ペレット
カナリア用ペレット、
メジロの三分餌、五分餌、
メジロゼリー、メジロ用飛梅、
鳥のそのうの為とウズラの砂浴び用に焼砂
そしてネクトンC、E、MSA、BIO
そして1日おきの小松菜と豆苗。
最後にハリネズミのペレット
書いていてクラクラしてきた。
でも、これでもまだ不完全なんだろうとは思います。
 
ちなみにどの鳥種にも大人気なのは『麻の実』
         さすが麻薬!‥‥鳥にも中毒性があるんでしょうか?
 
 
 
 
※詳細はbird goodsの『鳥さん居.食.遊』に記載しています。